従来のベルトクリーナーは、チップ刃先が摩耗してしまうと、クリーニング効果が急激に低くなります。 取付け後、数日でチップ刃先は摩耗してしまいますので、クリーニング効果にはあまり期待できる製品はありませんでした。 今回弊社の技術員が考案した新しい形状のベルトクリーナーは、取付け後から良好なクリーニング効果を発揮します。また取付け後はメンテナンスフリーで動きます。 チップにはファインセラミックを使用しました。 耐摩耗性がありますので、長寿命良好なクリーニング効果を持続します。




弊社が開発した、ベルトクリーナー用セラミックチップです。 何度も繰り返しテスト試験を行って改良されたセラミックチップは、ベルト表面にフィットする形状になっています。




ヘッドプーリー前面に取付けます。従来製品に比べて取り付け作業も簡単になりシンプル構造の為、作業時間も短時間で取り付けが可能です。





TMPベルトクリーナーは従来製品と比べても、シンプルな構造になっています。 セラミックとワイヤーなので、重量も軽量です。




クリーナーはベルト巾やヘッドプーリー径によって取付けるタイプが違います。通常1200巾以内であれば、たすき掛け、1200以上の場合にはV字型を取付けます。


























上記図より、(左)チップ式ベルトクリーナーは、ベルトに対して垂直にクリーニングをします。(右)TMPのベルトクリーナーは、ベルトに対して、斜めにクリーニングをしていく為ので、ベルト表面に付着した付着物を綺麗にカキ取る事が出来ます。 クリーニング率は、従来のチップ式に比べて30%〜40%向上しました。


 ■ 速度の遅いベルトコンベヤーの場合 

 速度の遅いベルトコンベヤーの場合は、搬送物の投出し距離が短い為に、ベルトクリーナーの取付位置が若干狭くなりますが、十分に取付スペースを確保する事が出来ます。 
 
 ■ 速度の速いベルトコンベヤーの場合  

 速度の速いベルトコンベヤーの場合は、搬送物の投出し距離が遠くなります。その為にベルトクリーナーの取付位置範囲が速度の遅いコンベヤーベルトよりも広く確保する事が出来ます。  
 









TMPの開発チームは、ベルトクリーナーの製品改良、又クリーニングの研究の為に、ヘッドプーリーを製作して、研究に取り込んでいます。