TMPセラミックパイプは、従来出来なかった長尺管にもセラミックライニングが出来るようになりました。 新しい技術を用いてセラミックチップを鋼管内面にライニングしていきます。 今までにも鋳込成型品セラミックを使用したセラミックパイプがありましたが、高価な上に摩耗性が低い製品でした。  長寿命の鋼管を使用する事で鋼管の使用期間が延びる為にユーザーにも大きなメリットになります。




上記の写真にあるように、鋼管に摩耗が発生します。 多くの搬送パイプの搬送量は、約60%程度で搬送しますので、鋼管の約半分ほどが摩耗対象になります。 










上記の写真 (左)クリンカ搬送用鋼管の為に製造されている肉厚特殊鋼管、(中央) 加圧成型品セラミックリング、(右) 特殊鋼管にセラミックリングを挿入した状態です。























上記図 左は従来のセラミックチップライニングですが、チップ間に隙間が出来ています。チップが摩耗していくとこの隙間が広がってしまい、その隙間から鋼管の摩耗が発生し、鋼管を交換しなければなりませんでした。しかし、今回新しく開発されたTMPセラミックパイプ用セラミックチップは独自の形状を用いています。 鋼管内面にライニングしてもチップ間の隙間が出来ない構造になっています。隙間がない為に、セラミックチップが摩耗して使えなくなるまで鋼管を使用する事が出来ます。




セラミックライニングは、直管以外にも曲管やY型T型などにもライニングが可能です。 特殊な形状の物にもライニング致します。詳しくはお問い合わせ下さい。